ラオス滞在の注意点

2007年7月9日

最近、ルアンパバーン、バンビエンといった観光地において、盗難や紛失をした物品について、警察当局が被害届や紛失届の発行を拒否するといったケースが増加しています。 

こうした事態を受け、当地警察当局に理由を照会したところ、警察当局よりの回答は概ね以下のとおりです。 

1.旅行者がラオス入国の際、税関申告書類に、高額(US $50を超える)携行品の記載がない。
2.当事者のみの申告しかなく、目撃者や他の者の証言など事案を客観的に判断する材料が乏しい。
3.当事者の盗難(紛失)時の証言に曖昧な点が多く、保険金詐欺を誘発するおそれがある。
当館から警察当局に対し強く改善方申し入れを行っておりますが、現状においては、被害届や紛失届の発行を拒否される可能性もありますので、当地滞在中は、次の点に気を付けるようお勧めします。 

1.ラオス入国に際しては、貴重品を必ず申告する。
2.高価な電化製品や携行品は必要最低限に留める。
3.貴重品は他人から見えにくい様に工夫して携行する。
4.貴重品から絶対に目を離さない。
ラオスはまだまだ落ち着いた雰囲気の国ですが、犯罪やその他のリスクが決して皆無ではありません。楽しい滞在を満喫して頂くためにも、安全への心掛けを忘れずに行動してください。