皇太子殿下のラオス御訪問

  チュンマリー国家主席の招待を受けて,2012年6月29日から7月1日にかけて,皇太子殿下がラオスを御訪問になりました。日本の皇太子殿下がラオスの地に御来訪になるのは日ラオス関係史上初めてのことであり,まさに歴史的な御訪問として,ラオス政府要人や同国民から大きな喜びとともに温かい歓迎を受けられました。

  6月29日,皇太子殿下はワッタイ空港でポンサワット国家主席府付き大臣及び横田大使の出迎えをお受けになった後,ブンニャン国家副主席とともに歓迎式典に御臨場になりました。続いて同副主席と御接見になり,同副主席からは,大震災に見舞われながらもラオスの国造りを支援下さる日本国民への心からの感謝が述べられました。



(出典:ラオス国営通信)

  同日午後,皇太子殿下はポンメーク・ラオス日本友好協会会長夫妻を始めとする,日本とゆかりの深いラオス国民代表と親しくお話しになりました。また,内閣府でトンシン首相を御接見になり,心のこもったやりとりを交わされました。その後,タートルアン大塔でラオスの歴史や文化に関する御説明を受けられ,武道センターにおいては日ラオス合同演武会を御覧になられました。宿舎に戻られた後は日本人会,日本人商工会並びにNGO,国際機関及びJICA関係者とお会いになり,お一人お一人と言葉を交わされました。



(出典:ラオス国営通信)



(出典:ラオス国営通信)



(出典:ラオス国営通信)

同日夜,皇太子殿下は人民革命党迎賓館においてチュンマリー国家主席を表敬され,引き続いて同国家主席主催晩餐会に御出席になりました。同国家主席からは日本の経済協力がラオスの国づくりに大きく貢献をしているとして感謝の意が表明され,皇太子殿下は,東日本大震災に際してラオスから頂いた支援とお見舞いへの感謝の意を述べられました。晩餐会ではラオスの伝統芸能や民族衣装が披露され,歌手アレキサンドラさんが日本の歌を歌うなど,終始和やかな雰囲気で行われました。



(出典:ラオス国営通信)

6月30日,皇太子殿下は世界遺産の古都ルアンパバーンを御訪問になりました。市内の各所では大勢の市民が沿道に並んで皇太子殿下の御来訪を歓迎していました。皇太子殿下はカムペーン・ルアンパバーン県知事から同県の概況につき御説明を受けられた後,王宮博物館及びシェントーン寺院を御視察になりました。メコン河の船上で行われた県知事主催午餐会では,ラオス政府の河川専門家より,水運としてのメコン河の利用状況や人々の生活との関わり等につき御説明を受けられました。



(出典:ラオス国営通信)

同日午後には保健科学短期大学において未来の医療従事者である学生達に励ましの御言葉をかけられ,その後,今回の御訪問を締めくくる行事としてバーシー式に臨まれました。バーシー式では,厳粛な雰囲気の下で祈祷師達による祝詞が詠唱され,続いてラオス側から帰路の御無事と日ラオス関係の永続を願って殿下のお手首に木綿糸が巻かれました。



(出典:ラオス国営通信)

7月1日,皇太子殿下はポンサワット国家主席府付き大臣及び横田大使のお見送りを受けられつつ,日本へ向かって御出発になりました。

今回の御訪問は,日ラオス間の強い絆を再確認し,両国民の相互理解を深化させるものであり,日本とラオスとの友好協力関係を一層発展させる大変有意義な御訪問となりました。