「草の根・人間の安全保障無償資金協力」 外部委嘱員(大使館内勤務型個人コンサルタント)募集のお知らせ

在ラオス日本大使館(以下、大使館)では、「草の根・人間の安全保障無償資金協力」(以下、草の根無償)に関する業務の一部に協力していただく外部委嘱員(大使館内勤務型個人コンサルタント)を募集(1名)しています。
草の根・人間の安全保障無償資金協力とは、ラオスの非営利団体(地方公共団体、NGO等)がラオス国内で実施する比較的小規模なプロジェクトに対して活動に必要な資金供与を行うものです。詳細は、以下を参照ください。

  1. 外部委嘱員の業務概要

  2. 外部委嘱員とは、大使館との業務委嘱契約に基づき、草の根無償業務の一部を委託する大使館内勤務型個人コンサルタントです。開発協力に係る専門知識・経験を有する方に、草の根無償の案件の要請発掘、審査、案件の進捗管理等の一連の作業の補助的業務を委嘱するもので、大使館職員となるものではありません。
    具体的には、大使館の経済協力担当者の指示に従い、主として以下のような業務を行います。
    1. 案件形成に係る調査、現地調査、申請団体との要請内容の調整
    2. 資金供与するプロジェクトの贈与契約の署名式、完工・引渡式のアレンジ
    3. 被供与団体からの報告書、会計監査等の取り付け及びチェック
    4. 案件監理、実施状況モニタリング、評価、フォローアップ
    5. その他、大使館が指示する草の根関連業務

    なお、草の根無償は国の施策としての業務のため、供与団体の選定、案件採択、資金供与等の政策判断は大使館の担当者が行います。そのため、外部委嘱員は大使館が行う政策判断に必要な事前調査、申請団体との調整、要請書・報告書の取り付け、モニタリング等の作業を担当するものです。大使館の担当者と外部委嘱員は、常に情報を共有しながら、草の根無償の業務処理を行いますので、外部委嘱員は、業務上知り得た情報を対外的に明らかにしてならない保秘義務を有しております。

  3. 契約形態等

    1. 契約形態
      外部委嘱員は大使館職員として雇用されるのではありません。大使館内勤務型個人コンサルタント(委嘱員)として、大使館と草の根無償関連の業務にかかる委嘱業務契約を交わし、委嘱契約期間の間、同委嘱業務に対して大使館が毎月一定額の謝金を支払うというものです。雇用でなく委嘱契約であるため、各種の待遇は適用されず、例えば、健康・傷害保険、年金や、一般旅券取得、入国ビザについては個人で手配することになります。
    2. 謝金額
      大使館の規定に基づき、能力・経験を踏まえ謝金額を決定します。日本から渡航する者については、往路・復路の航空賃(エコノミーディスカウント)、空港使用料、査証取得料、支度料、住居費等を規定に基づき支給します。なお、ビエンチャン在住者については、原則、謝金のみとなります。
    3. 委嘱期間
      2013年6月下旬ないし7月から2014年3月31日まで。 なお、大使館及び委嘱者の双方の合意に基づき、3年間を上限に委嘱契約を更新することは可能です。
    4. 業務時間等
      大使館にて、平日8:30~12:00、13:30~17:45まで業務を行います。また、毎月1~2回程度、要請案件の調査、実施管理、モニタリング等で地方を含め現地調査を実施することとなります。出張調査にかかる費用等については、規定に基づき別途支給します。

  4. 採用予定数

  5. 1名

  6. 応募条件

    1. 国籍:ラオス国籍保有者あるいは日本国籍保有者で、心身ともに健康な方
    2. 学歴:大卒又は同等の学歴を有すること。
    3. 年齢:20 代~30 代が望ましい。
    4. 知識・技能等:
      1. ラオス語及び日本語の両方で会話及び文書作成が可能であること。
      2. 開発協力に関する知識・経験を有すること。
      3. 報告書作成に必要なワード・エクセルその他のPC操作(図表の作成等を含む)ができること。

  7. 応募方法

    1. 以下の応募書類を5月31 日(金)までに下記6.担当者までメール添付(ないし郵送)にて送付ください(締め切り日必着)。また、連絡用のメールアドレス(携帯メールアドレスは不可)を必ず明記ください。
      ※ご提出いただいた個人情報につきましては、採用選考の目的のみに利用し、応募の秘密は厳守します。
      1. 写真を添付した履歴書(日本語で記入) 氏名、生年月日、住所、電話番号、学歴、職歴、資格等を記述。語学レベルについてはTOEICのスコアー等。また、日本国籍者のラオス語の語学レベルについてはラオス語修学歴及び自己評価を、ラオス国籍者の日本語語学レベルについては日本語検定等を記述すること。
      2. 志望理由・自己PR(日本語でWord A4 サイズ1~2 ページ程度)

    2. 選考方法
      1. 第一次選考 書類選考
      2. 第二次選考(第一次選考通過者のみ実施)
        • ラオス在住者については、大使館にて面接を実施し、ラオス国籍保有者については日本語で、また、日本国籍保有者についてはラオス語能力チェックを実施いたします。
        • 日本からの応募者については、電話インタビュー(含む、ラオス語能力のレベルチェック)を行います。
    3. 選考スケジュール
      • 募集締め切り    :5月31日
      • 第一次書類選考   :6月7日までに応募者全員に採否をメール通報
      • 第二次選考     :6月9日から随時
        面接ないし電話インタビューの日時については、第二次選考者と個別にメール等にて調整の上、決定します。
      • 第二次選考結果   :面接ないし電話インタビュー後、個別にメールにて連絡します。
      • 委嘱時期      :委嘱開始時期は、6月下旬ないし7月上旬を予定しますが、最終合格者と開始時期につき個別に調整し、外務本省の承認を得て決定されます。

  8. 問い合わせ先(応募宛先)  

    1. 担当部署及び担当者
      在ラオス大使館経済・経済協力班 担当:大西参事官、中山書記官
    2. メールアドレス(メールで応募する場合は、宛先を中山書記官、写し(CC)を大西参事官宛として下さい。)
      大西参事官:hideyuki.onishi@mofa.go.jp
      中山書記官:masaru.nakayama@mofa.go.jp
    3. 住所:Embassy of Japan in Lao PDR, Sisangvone Road, Vientiane, Lao PDR
      電話:(+856-21)41-4400
      開館時間:平日8:30~12:00、13:30~17:45
      ※休館日:土日及び祝日(当ホームページ中「休館日のご案内」参照)