石井国土交通大臣によるビエンチャン国際空港ターミナル拡張事業の起工式出席 ― 日本とラオスの「質の高いインフラパートナーシップ」―
2015年12月28日

2015.12.28 石井啓一国土交通大臣は,ワッタイ国際空港にて開催されたビエンチャン国際空港ターミナル拡張事業の起工式に出席しました。起工式には,ブンチャン公共事業・運輸大臣,引原在ラオス日本国大使,村上JICAラオス事務所長及びその他関係者が参加しました。ビエンチャン国際空港ターミナル拡張事業は,2013年12月に締結されたE/Nに基づいて,円借款対象額90.17億円にて実施され,2018年5月までの完成を目指します。
ワッタイ国際空港は,国の玄関口として,また観光分野を始めとする経済活動の拠点として,重要な役割を担っています。同空港の航空旅客数は,2000年から2012年の間に約2倍に増加しています(2012年:国際線約57万人,国内線約25万人)。その結果,ピーク時には搭乗客の列がチェックインカウンター前のスペースに収まらない等の問題が生じており,国内線ターミナルに関しては,建設後約50年が経過して老朽化が著しくなっています。2023年には国際線約151万人,国内線約46万人まで増加する見込みであり,本事業は,今後の更なる航空需要増加への対応と利便性・効率性の向上を目的とし,国際線旅客ターミナルビルの拡張及び国内線旅客ターミナルビル新設等を行うものです。本事業を通じて,ラオスがASEAN域内の連結性を向上し,更なる経済発展を遂げることが期待されています。
起工式のスピーチで,石井国土交通大臣は,ワッタイ国際空港の拡張に着手することは,長年に亘る日ラオス両国の友好関係,そして,地域全体にとっても極めて意義深いこと,と言及しました,また続けて,日本が「質の高いインフラパートナーシップ」を通じ,ラオスのインフラ開発及び地域の連結性強化への貢献を推進する,と表明した上で,本事業においても,ターミナルビルの拡張・建設にあたり,空港の運営を阻害することなく工事を進める技術や長期に亘り高品質が保持され,快適で使いやすく,環境面・安全面でも優れている我が国の「質の高いインフラ」を共有したい,と述べました。さらに,石井国土交通大臣は,来年,ラオスがASEAN議長国となり,ASEAN経済共同体設立後最初のASEAN首脳会議が開催される,ラオスの明るい未来に向けワッタイ国際空港が装いも新たに表玄関となり,ラオスの繁栄を末永く支えることを心より願う,と述べました。
「質の高いインフラパートナーシップ」は,アジアの膨大なインフラ需要に応えるべく,日本が,機能を強化したADB等と連携して,今後5年間で総額約1,100億ドル,13兆円規模の「質の高いインフラ投資」を行うものです。