ラオスにおけるH5N1型鳥インフルエンザのヒトへの感染例の確認
令和2年11月10日
【ポイント】
〇11月6日付WHO西太平洋地域事務局の発表によると、ラオス南部サラワン県でH5N1型鳥インフルエンザのヒトへの感染が確認されたとのことです。
〇H5N1型鳥インフルエンザは感染した場合,重篤な経過をたどり致命的となり得るので早期治療を要します。
〇多くの場合,家禽等と直接接触しているヒトが感染します。
〇衛生環境に注意を払い,鳥との接触やリスクのある環境を避けることで感染を防ぐことができます。
【本文】
〇11月6日付WHO西太平洋地域事務局の発表( https://www.who.int/docs/default-source/wpro---documents/emergency/surveillance/avian-influenza/ai-20201106.pdf?sfvrsn=30d65594_80 )によると、ラオス南部サラワン県でH5N1型鳥インフルエンザのヒトの症例が確認されたとのことです。
【症例】
サラワン県の1歳の女の子がH5N1型鳥インフルエンザと診断された。同人は、家禽と接触し、10月13日に咳,発熱,呼吸困難の症状を訴え,16日に入院し、19日に退院した。家族は検査の結果、陰性であった。
〇H5N1型の鳥インフルエンザ感染はしばしば重篤な経過をたどり,致命的となりうるので早期治療を要します。
〇多くの場合,家禽等と直接接触しているヒトが感染します。
〇衛生環境に注意を払い,鳥との接触やリスクのある環境を避けることで感染を防ぐことができます。
【注意事項】
・農場や生きた動物を売っている市場を避ける。
・鳥に触れない。
・鶏肉と卵を食べる際には加熱調理されていることを確認する。
・アヒルの生血等の食品を食べない。
・食事の前後に手を洗う。
・鳥が生息する水域で泳がない。
・インフルエンザの予防接種を検討する(鳥インフルエンザを予防できないが,ヒトインフルエンザとの「重複感染」のリスクを減らす)。
・インフルエンザ様の症状(発熱、咳、倦怠感)を発症し,過去に鳥と接触歴がある場合は速やかに医師の診察を受ける。
【鳥インフルエンザ(H5N1型)とは】
H5N1型鳥インフルエンザにより、過去15年間で数百万の鳥が死亡し,数百人の方が亡くなっています。 主に動物の病気で,野鳥や家禽(鶏やガチョウなど)が罹患し,糞便中にウイルスを排出します。鳥,特に家禽の飼育,屠殺,調理等を行う過程でヒトに感染する可能性があります。これまでのところ,鳥インフルエンザはヒト-ヒト感染を容易には起こさないと考えられていますが,ウイルスが遺伝学的な変異を起こした場合,ヒトの間で流行する恐れがあります。ヒトはこのウイルスに自然免疫がないので深刻なパンデミックを引き起こす可能性もあります。
鳥インフルエンザはヒトにとっては非常に重篤な疾患であり,重度の呼吸器症状と合併症を引き起こし感染者の半数近くが死亡すると言われています。 抗ウイルス薬の早期の投与が有効である可能性もありますが,予防するワクチンはありません。
【問い合わせ先】
在ラオス日本大使館領事班
開館時電話:021-414-400~403
閉館時緊急電話:020-5551-4891
メール:consular@vt.mofa.go.jp
※大使館からのお知らせメールの配信を停止したい方は,以下のURLからお手続きをお願いいたします。
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/mailmz/menu?emb=lao
※「たびレジ」簡易登録をされた方でメールの配信を停止したい方は,以下のURLからお手続きをお願いいたします。
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/simple/delete
〇11月6日付WHO西太平洋地域事務局の発表によると、ラオス南部サラワン県でH5N1型鳥インフルエンザのヒトへの感染が確認されたとのことです。
〇H5N1型鳥インフルエンザは感染した場合,重篤な経過をたどり致命的となり得るので早期治療を要します。
〇多くの場合,家禽等と直接接触しているヒトが感染します。
〇衛生環境に注意を払い,鳥との接触やリスクのある環境を避けることで感染を防ぐことができます。
【本文】
〇11月6日付WHO西太平洋地域事務局の発表( https://www.who.int/docs/default-source/wpro---documents/emergency/surveillance/avian-influenza/ai-20201106.pdf?sfvrsn=30d65594_80 )によると、ラオス南部サラワン県でH5N1型鳥インフルエンザのヒトの症例が確認されたとのことです。
【症例】
サラワン県の1歳の女の子がH5N1型鳥インフルエンザと診断された。同人は、家禽と接触し、10月13日に咳,発熱,呼吸困難の症状を訴え,16日に入院し、19日に退院した。家族は検査の結果、陰性であった。
〇H5N1型の鳥インフルエンザ感染はしばしば重篤な経過をたどり,致命的となりうるので早期治療を要します。
〇多くの場合,家禽等と直接接触しているヒトが感染します。
〇衛生環境に注意を払い,鳥との接触やリスクのある環境を避けることで感染を防ぐことができます。
【注意事項】
・農場や生きた動物を売っている市場を避ける。
・鳥に触れない。
・鶏肉と卵を食べる際には加熱調理されていることを確認する。
・アヒルの生血等の食品を食べない。
・食事の前後に手を洗う。
・鳥が生息する水域で泳がない。
・インフルエンザの予防接種を検討する(鳥インフルエンザを予防できないが,ヒトインフルエンザとの「重複感染」のリスクを減らす)。
・インフルエンザ様の症状(発熱、咳、倦怠感)を発症し,過去に鳥と接触歴がある場合は速やかに医師の診察を受ける。
【鳥インフルエンザ(H5N1型)とは】
H5N1型鳥インフルエンザにより、過去15年間で数百万の鳥が死亡し,数百人の方が亡くなっています。 主に動物の病気で,野鳥や家禽(鶏やガチョウなど)が罹患し,糞便中にウイルスを排出します。鳥,特に家禽の飼育,屠殺,調理等を行う過程でヒトに感染する可能性があります。これまでのところ,鳥インフルエンザはヒト-ヒト感染を容易には起こさないと考えられていますが,ウイルスが遺伝学的な変異を起こした場合,ヒトの間で流行する恐れがあります。ヒトはこのウイルスに自然免疫がないので深刻なパンデミックを引き起こす可能性もあります。
鳥インフルエンザはヒトにとっては非常に重篤な疾患であり,重度の呼吸器症状と合併症を引き起こし感染者の半数近くが死亡すると言われています。 抗ウイルス薬の早期の投与が有効である可能性もありますが,予防するワクチンはありません。
【問い合わせ先】
在ラオス日本大使館領事班
開館時電話:021-414-400~403
閉館時緊急電話:020-5551-4891
メール:consular@vt.mofa.go.jp
※大使館からのお知らせメールの配信を停止したい方は,以下のURLからお手続きをお願いいたします。
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/mailmz/menu?emb=lao
※「たびレジ」簡易登録をされた方でメールの配信を停止したい方は,以下のURLからお手続きをお願いいたします。
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