第23回海外邦人安全対策連絡協議会の概要

令和4年3月3日
【ポイント】
〇3月1日、第23回海外邦人安全対策連絡協議会(オンライン形式)を開催いたしました。
〇昨年8月に首都ビエンチャンにオープンしたKasemrad International Hospital Vientiane病院様から、同病院において現時点で対応可能な診療範囲、搬送の例などについてご説明いただきました。
〇ブルーアシスタンス社様からラオスからの緊急搬送についてご説明いただきました。ラオス、タイ両国関係機関からの許可取得などが必要であり、手続開始から搬送までに15日程度を要するとのことです。
〇一般犯罪、交通事故には引き続きご注意願います。
 
【本文】
 3月1日、日本人会、ラオス日本人商工会議所、ビエンチャン日本語補習授業校、空港関係者、NGO、旅行代理店、医療関係者、JICA、JETRO、国際交流基金アジアセンター(順不同)の関係者の皆様にご参加いただき、海外邦人安全対策連絡協議会を開催いたしました。
 
1 昨年8月に首都ビエンチャンにオープンしたKasemrad International Hospital Vientiane病院様から、同病院において現在対応可能な診療範囲、搬送の例などについてご説明いただきました。詳細につきましては、資料1をご覧願います。
 
2 同病院において24時間日本語対応を行っているジャパニーズメディカルデスク(JMD 電話020-5402-4002)を運営するブルーアシスタンス社様から、ラオスからの緊急搬送についてご説明いただきました。ラオス、タイ両国関係機関からの許可取得などが必要であり、手続開始から搬送までに15日程度を要するとのことです。詳細につきましては、資料2をご覧願います。
 
3 2021年中に起こった邦人援護事案(資料3
 医療相談、出入国・ラオス国内の移動に関する支援など新型コロナウイルス関連の事案が見られました。
 
4 交通事故・治安情勢(資料4
 交通事故死亡者数は、人口がほぼ同じ埼玉県、千葉市と比較すると、ラオス国内は埼玉県の7倍、首都ビエンチャンは千葉市の9.5倍です。
 主な事故原因は、スピード超過、飲酒、急な車線変更、割り込み、無理な追い越しなどです。
 
5 質疑応答
(質問)患者をラオスからタイへ搬送する場合、搬送先はKasemrad病院系列の病院のみとなるのでしょうか。
(回答)系列外の病院への搬送も可能です。タイのウドンタニにある病院へ陸路で搬送することも可能です。
 
(質問)保険会社の医師がKasemrad病院の医師と連絡を取ることを希望する場合、連絡を取ることはできるのでしょうか。
(回答)可能です。